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新型コロナウイルスの対策が続く中で迎える熱中症シーズン。
冷感マスクやミニ扇風機等の人気が高まっているそうですが、皆様、熱中症対策はされていますか?

今年はマスクの着用や外出の自粛で、熱中症のリスクが例年より高まっているということです。
そこで今回は環境省と厚生労働省が発表している
~新しい生活様式における『熱中症対策の5つのポイント』~をご紹介します!

熱中症予防 5つのポイント

新型コロナウイルスの出現に伴い、感染防止の3つの基本である
①身体的距離の確保、②マスクの着用、 ③手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の「新しい生活様式」が求められています。
このような「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントは以下のとおりです。

 
1 暑さを避けましょう

・エアコンを利用する等、部屋の温度を調整
・感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を 確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
・暑い日や時間帯は無理をしない ・涼しい服装にする ・急に暑くなった日等は特に注意する

2 適宜マスクをはずしましょう

・気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
・屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
・負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、 適宜マスクをはずして休憩を

3 こまめに水分補給しましょう

・のどが渇く前に水分補給
・1日あたり1.2リットルを目安に
・大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

 

4 日頃から健康管理をしましょう

・日頃から体温測定、健康チェック
・体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養

5 暑さに備えた体作りをしましょう

・暑くなり始めの時期から適度に運動を
・水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
・「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度


「経口補水液」がおすすめ
スーパやードラッグストアなどで販売されています。
のどがあまり乾かない人や、トイレに頻繁に行くのを気にして水分摂取を避けてしまう人もいるかもしれませんが、経口補水液は少量で効率よく、塩分補給ができます。
食欲がなく3食きちんと食べられないという状況でも、1日500ミリリットルの経口補水液を1時間くらいかけてゆっくり1本飲むことなどで、水分と塩分を補うことができるといいます。

クーラー使用時も換気を忘れない
部屋の換気で効果的なのは「2方向の窓を開ける」こと、「部屋の対角線で通風する」こととされています。
密集地のマンションなど窓が1か所しかないというときは、室内ドアやほかの部屋の窓を開けて風の通り道を作ったり、扇風機やサーキュレーターなどで空気をかくはんしたりすると良いです。
特に横にスライドする引き違い窓では窓を真ん中に寄せて、両側を開けるようにすれば、2か所から空気を取り込めて効果的です。

暑くなるとエアコンを適切に使う必要がありますが、ほとんどのエアコンは室内の空気を循環するだけなので、使用時にも時々換気をしましょう。
エアコンで消費電力が多くなるのは電源を入れた時なので、電源を切らずつけたままの状態で窓を開けることがオススメです。
また、外気が入って部屋の温度が上がるとエアコンの消費電力が増えるため、換気の前には温度設定を少し高くしてから窓を開けると、より節電効果が期待できそうです。

暑さになれるために
通常、体から熱を逃がすには汗をかく必要がありますが、上手に汗をかくには、暑さに徐々に慣れていく「暑熱順化」の必要があるということです。
例年は初夏の時期から少しずつ暑さに慣れて、汗をかきやすいいわば「夏の体」に変わるはずが、ことしは外出の機会が減っているため「暑熱順化」進まないというのです。
また、外出の自粛で運動不足になっている方は、水分を貯める機能のある筋肉が減り、脱水状態になりやすい状態にあるといわれています。

自宅で「暑熱順化」を進める方法もあります。
適度(じんわり汗をかく)に運動をしたり、お風呂につかったりして汗をかくことで、暑さに慣れることです。
ただ、その際は水分補給を忘れないようにして、無理のない範囲で、徐々に行ってください。

経験のない夏 いつも以上に注意を
マスクをして買い物など外出する際にも注意が必要です。
マスクをつけていると、吸い込む空気が暖かくなり、体から熱が逃げにくくなるほか、マスクをして呼吸することで多くのエネルギーを使い、体温が高くなりやすいからです。

のどの渇きも感じづらくなり、知らないうちに脱水が進んで熱中症になるリスクがあるとしています。
外出している際にだるさや暑さを感じたら、人のいないところでマスクを外し、日陰など涼しいところで休憩する、水分をしっかりとって体を冷ますことを心がけましょう!


発熱やけん怠感などの熱中症の症状は、新型コロナウイルスの軽度の症状によく似ているため救急搬送の際に感染予防の対策が必要になるなど医療体制にかかる負荷も非常に大きいと予想されています。
熱中症は十分に予防ができる病気です。
医療を守り、自分自身を守るためにも、これからの季節はぜひ予防を徹底しましょう!

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