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人類は古代から、植物の力を借りてさまざまな病気、障害と対峙してきました。

古代エジプトや、古代ギリシャでは、700種類のハーブの栽培記録が残っています。

インドのアーユルヴェーダでは、紀元3000年ごろから植物療法が行われ、中国や日本でも漢方による煎じ薬として使われてきました。

このようにハーブによる植物療法の歴史はまさしく人類の歴史とよんでも良いほど、深く長い歴史によって裏づけられた療法です。

植物療法とは

植物療法(フィトセラピー)はハーブや薬草、精油(アロマオイル)を使って自然治癒力を高め、健康や美容に役立てる自然療法です。
植物の力を利用して人間が本来持っている自然治癒力を引き出し、病気や体の不調を改善し健康を維持、増進するための療法として古くから親しまれてきました。

薬用植物は約300種類により、身近な薬用植物としては、イチョウ(抗酸化作用と血液凝固を抑える作用から末梢循環障害などに)甘草(グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖が含まれ、気管支炎、胃十二指腸潰瘍に)があります。

薬物植物の効果は幅広く、1つの薬用植物が、複数の有効成分を含蓄していることも少なくありません。
また、薬物植物は一般的に効果がマイルドとされ、ハーブやアロマは日常的に生活に取り入れることが出来ます。

たとえば、家族が風邪をひいたら、それぞれの症状に適したハーブティーを入れ、気分が落ち込んだらお気に入りの香りを身につけ、肌が乾燥したらオイルクリームを塗る・・・

植物療法は、わたしたちの生活にとても身近で、そして簡単で安全な療法です。