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“4月病”という言葉もあるほど、4月はストレスが多い季節です。
新しい環境での心の疲労や気温高低差に伴う体温調節など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。
心労だけでなく、歓迎会や親睦会など外食する機会も増え、いつもより胃腸に負担がかかっている方も多いのではないでしょうか?
気づかぬうちに、ストレスが強くなっていることもありますので注意が必要です。
ストレスというと「ない方がいいもの」と感じてしまいがちですが、実際には適度なストレスがあるほうが人間は力を発揮できるといわれています。
ストレスが全くない状態というのは、人生では考えられないのではないでしょうか?
大事なのはストレスとどのようにつきあっていくかということです。
そこで今回は「ストレスのメカニズムと対処法」についてご紹介します!
ストレスという単語は、もともとは物理学で使われていた言葉で、「外からの圧力で物体に歪みが生じた状態に対する抵抗力(応力)」のことでした。
カナダ人の生理学者であるセリエは、これを生物にもあてはめ、生物が外部から刺激を受けたときにそれに応えようとする体の反応をストレス反応と定義しました。
セリエは、ストレスを「どんな質問に対しても答えようとする身体の反応」としています。
ではストレスがあるとき、体の中ではどのような反応が起こっているのでしょうか。
①ストレス反応のメカニズム
ストレス理論では、ストレスの原因を「ストレッサー」、それによって引き起こされる体の反応を「ストレス反応」と定義します。一般的に使われるストレスという言葉では、精神面のことを中心に考えられていますが、暑さや寒さ、騒音、化学物質などさまざまなものがストレッサーとなります。
人はストレッサーを認知すると、体内でそれを解消しようとする防御反応が生まれます。それがストレス反応です。
ストレス反応は心理面・身体面・行動面の3つに分類できます。
・心理面では、焦り・イライラ・不安といった内的な部分に影響への影響。
・身体面では、肩こりや頭痛・睡眠障害などが起こります。
・行動面では、仕事上でのミスや飲酒量の増加・食べ過ぎなどにつながるようなことをいいます。
②ストレス反応で起こる病気
具体的に体内でストレス反応を制御しているのは、コルチゾールやアドレナリンという副腎皮質ホルモンです。
それらのホルモンが血液中に分泌されると、心拍数や血圧があがり、血糖値が高まるため、体全体にエネルギーが供給されることで活動的になります。
一方で、胃腸の働きが悪くなり、免疫力が低下し、便秘や下痢をしやすくなります。
免疫力の低下が続けばかぜなどの感染症にもかかりやすくなります。
ストレス反応では、消化機能や免疫力などを犠牲に一時的に体の活動力を限界まで高めていると考えることが出来ますが、体には強い負荷がかかっている為、疲弊した体は力を出せなくなってしまいます。
ストレス反応が長時間続くと様々な病気にかかりやすくなり、心の病気のリスクも高まるということです。
③コーピングを身に付ける
コーピングとは、日常生活においてストレスを感じた時に、そのストレスと上手に向き合うための技術や能力のことです。
ストレスに対して、なんとなく行動するのではなく、戦略的、かつ、適切に対処することでストレスは限りなく低減させることができると考えられています。
ストレスコーピングには大きく分けて2つのやり方があります。
状況に応じて自分に合ったコーピングを使うことが大切です。
①問題焦点コーピング(ストレスの基を変える)
ストレスの基になるものに働きかけて、それ自体を変化させて解決を図ろうとすること
「ストレッサー」がなければストレスを受けずにすむため、解決策としては一番効果が高い方法です。
ですが特に人間関係の場合は現実的に難しい場合も多く、全てのストレスに対してとれる方法ではありません。
・対人関係が原因の場合、相手とのコミュニケーションのやり方を変えてストレスを減らす
・冷房が寒ければ、常に羽織れるものを持ち歩く
②情動焦点コーピング(ストレスの受け止め方を変える)
ストレスの基に直接働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとすること
物事の新しい一面に気付くことができ、さまざまな応用が効きます。
・対人関係が原因の場合、相手の言動に対する自分の考え方や感じ方を変える
・駅から自宅までが遠い場合に「良い運動」だと考える
趣味などで気分転換をする、お風呂にゆったり入る、自然を感じる、スマホを見ない、アロマやハーブティーを楽しむなど、リラックスする時間をつくってストレスを減らすのも重要なコーピングです。
声を出して笑う、自分を褒める、深呼吸をするなどを習慣にするのもよいですね♪
自分なりのコーピングの手法をたくさん用意しておき、春ストレスと上手に向き合い心身の調子を整えましょう!
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