「熱中症」と聞くと、猛暑日になるイメージがありますが、「多湿」も熱中症の原因の一つといわれています。
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、身体に熱がこもりやすくなってしまいます。
また、梅雨時期はまだ身体が暑さに慣れていないため、体温調節をする準備が不十分となっているのも熱中症を引き起こす原因の一つです。
わかりやすい真夏とは違い、梅雨時期は気がつかないうちに熱中症を引き起こしてしまうことがあります。
梅雨の晴れ間や梅雨明けの時期は要注意です!
熱中症は、気温や湿度の高い環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなってしまったために現れるさまざまな症状の総称です。
運動などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇しますが、汗をかくことなどで体温を調節しています。
しかし、体が暑さに慣れていないこの時期は、体温調節をする体の準備が不十分なため、上手に汗をかくことができずに熱中症になりやすいとされます。
梅雨の晴れ間や梅雨明けの急に暑くなったときは、特に注意が必要です!
熱中症対策は湿度がポイント
汗が蒸発するときの気化熱(液体が蒸発して気体に変わるときに周囲から吸収する熱)が体の熱を奪って、体温を下げる働きをしますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体の中に熱がこもりやすくなります。
梅雨の時期は湿度の高い日が多くなるので、気温だけでなく湿度も確認して適切に調節することが大切です。
室内の適切な湿度 40~60%
湿度を下げるために除湿機やエアコンのドライ(除湿)機能を活用しましょう。
気温が高く湿度も上がる梅雨の時期は、カビにとっては絶好の繁殖条件が揃っています。
カビはアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患の原因にもなり、中にはカビ毒をつくる種類のカビもあります。
また、カビはダニのエサになるので、梅雨の時期に湿気対策を行いカビを防止することは、衛生的に生活をするためにも重要ですよ!
汗コントロール
汗をかくと水分と一緒にミネラルやビタミンも失われるので、ミネラルが補給できる麦茶はおすすめです。
スポーツドリンクでもミネラルは補給できますが、糖分が多いので飲み過ぎには注意が必要です。
大量に汗をかいたときには塩飴や経口補水液などで、塩分も併せて補給するようにしましょう。
本格的に暑くなる前に、早めに暑さに対応できる身体にしておくのも大切なポイントの一つ!
ネバネバで臭い汗は熱中症リスクが上がると言われており、日頃からサラサラの汗をかきやすいカラダにしておくことが大切!
そのためには、一駅分歩くなどの軽い運動や、半身浴やサウナなどの発汗習慣がオススメです。
衣服の中や体の表面に風を通すことでも、暑さを和らげることができます!
襟元や袖口、裾などから空気が抜けるように、適度にゆとりのあるデザインで、綿や麻など通気性のよい素材や、吸水性や速乾性に優れた素材の衣服を選びましょう!
最近は、レインシューズのバリエーションや撥水加工されたおしゃれ着なども増えてきました。
憂鬱になりがちな雨の日、、、傘を新調してみるなど、お気に入りのレイングッツを探してみるのも良いですね♪
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