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チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐということは有名ですが、アレルギーにも効果があることが分かっています。

また、チョコレート(甘い物)を食べることで、セロトニンやオキシトシン、エンドルフィンなどの「幸せホルモン」の分泌を促してくれるそうです。

チョコレートを食べると幸せな気分になるのは、そんなことも関係しているのかもしれません。

花粉症の季節は、チョコレートでつらい気持ちが少しでもやわらぐといいですね。

■カカオポリフェノール効果

高カロリーなチョコレートはダイエットの敵だと考えられていますが、チョコレートは美容に嬉しい効果がたっぷり!

血液サラサラ効果、お腹の調子ケア、そのほかにも細胞の老化を防ぐ抗酸化作用が高く、免疫力アップのほか花粉症に代表されるアレルギー症状の緩和や予防にも効果があるという研究結果もあります。

代表的なものは『アレルゲンに対して抗体が作られるのを防ぐ』『アレルギー症状のモトとされるヒスタミンが放出されるのを防ぐ』といった研究結果です。

 

一方で、チョコレートなどの甘いものは花粉症を悪化させるという見解もあるようです。

これはチョコレートに含まれる砂糖が関係しています。砂糖を多く含むチョコレートや甘いものを多く摂ると、炎症物質であるヒスタミンやロイコトリエンの放出が増え、花粉症の症状が悪化しやすくなると考えからです。

ですので、チョコレートを選ぶ際は、砂糖の量が少ないカカオ70%以上の高カカオチョコレートを選びましょう!

 

■NG ◎ 食材

【控えたい食べ物・飲み物】

・高脂質なもの

腸内環境を悪化させる悪玉菌を増やす高脂質な食べ物は控えた方が良いでしょう。
消化しきれない脂質分が悪玉菌を増やし、腸内環境が崩れ、免疫機能が低下し、アレルギー反応が出やすくなると言われています。

・メロン、スイカ

イネ科のブタクサが原因の花粉症の人は、メロンやスイカを食べると口の中にかゆみが出たり唇が腫れたりするアレルギー症状が出ることがあります。これはイネ科のアレルゲンの構造とウリ科のメロンやスイカの構造が似ていることにより起こるそうです。

・アルコール

アルコールが体内で分解される際に作られるアセトアルデヒドという物質は、ヒスタミンの放出を促します。
またアルコールは血流を乱れさせ、鼻づまりや充血などの症状を悪化させるため、花粉症の症状を重くさせてしまうことも。
花粉症のシーズンの飲酒はできるだけ控えた方が良いでしょう。

 

【摂りたい食べ物・飲み物】

・醗酵食品

ヨーグルトや味噌、納豆等の醗酵食品は腸内環境を整えてくれる働きがあります。
一度に沢山食べるのではなく、少量の菌を多種、毎日摂ることが大事です。
シーズンが始まる前から毎日の食事に取り入れ、腸内環境を整えておきましょう。

・カテキン

カテキンにはアレルギー誘発物質の働きを抑える働きがあると考えられています。カテキンが多く含まれている緑茶や甜茶、紅茶などは花粉症予防に効果が期待されています。カフェインが含まれるので夜間や多量摂取は控えましょう。

 

どれも食品なので、それだけで花粉症対策ができるものではありません。あくまでも補助的に摂取し、健康の基本は幅広い栄養素をまんべんなく!ということをお忘れなく。

 

高カカオチョコレートにも、もちろん糖質や脂質、カフェインは含まれているので食べ過ぎは禁物ですが、食べる量さえ間違わなければ体に嬉しいおやつになります。

 

高カカオチョコレートの適切な摂取量は1日に約25gほどとされています。

カカオポリフェノールの効果には持続性がないので、より効果的に食べるには1回5gを1日で5回に分けて食べることをオススメします。

基本的にはこまめに摂取すればいつでも大丈夫ですが、カカオポリフェノールには空腹感を抑制する効果が期待できるため、小腹が空いた時や、食事の前に食べると食欲が低下して食べ過ぎを抑えることができそうです。

 

初めての方はカカオ70%でも苦いと思うかもしれませんが、美味しく健康になれる高カカオチョコレートの芳醇な香りと味わいを是非感じてみて下さい。

オレンジピールや、アーモンド、クルミなどが含まれている商品もありますので、色々食べ比べしてみるのもいいですね!


チョコレートが苦手だけど、高カカオを取り入れてみたい!という方は、カカオパウダーや純ココアパウダーを使った、高カカオカレー、高カカオミートソースなどもオススメです。

今の寒い時期に冷えケアをしてくれるカカオはとてもオススメなので、是非試してみてくださいね。

お気に入りの高カカオレシピが見つかりますように♪

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